サステナビリティ
2023年2月15日
2030年までのCO2ニュートラル
TDK Electronicsは、2030年までにCO2ニュートラルを実現します。2025年までには、再生可能エネルギー起源の電力だけを調達することになります。そして気候変動抑制のためのパリ協定に従って、2050年までにサプライチェーン全体でのカーボンニュートラルが達成されます。
Dr. クラウス・メルトル(当社環境保護委員兼CSRコーディネーター)は、「当社にとって社会の持続的発展に貢献するということは、最も重要な課題の一つです。この点で当社は既にかなりの成果を上げています。当社工場での生産に必要なエネルギーの約85パーセントは、電気エネルギーであり、そのうちのほぼ90パーセントは再生可能エネルギーを起源とするものです」と言っています。
それに加えて、TEG独自の専用太陽光発電施設から調達したソーラーエネルギーは、2019年から2022年までの3年足らずの間に10倍にもなりました。独自のソーラー電力は現在、ドイチュランツベルク、ジョホールバル、カリヤニ、マラガ、ナーシク、ソンバトヘイ、シュンペルクの工場で発電されていますが、新たにバタム、クティナ、そしてアモイが追加されます。カリヤニ、マラガ、シュンペルクでは、既存施設が大きく拡張されます。メルトルは、「現在、化石燃料のさらなる価格上昇を考慮すると、これらの投資には、環境面ばかりでなく、経済面でも非常に大きな意義があります」と発言しています。
CO2、水使用量、廃棄物は50パーセント減
これらのプロジェクトを通じてTEGは、2018年以降、50パーセントを超えるCO2排出削減を達成しました。売上あたりの水使用量も、2015年以降で半分未満となりましたが、これは廃棄物量に関しても同様です。
しかし2030年までのCO2ニュートラルと2050年までのサプライチェーン全体でのカーボンニュートラルを達成するには、さらなる行動が必要です。それについて、メルトルは、「当社は今後も首尾一貫してあらゆるプロセスでエネルギーを節約し、グリーンエネルギーを購入するか、または独自に調達し、同時に化石燃料を、またCO2と並んであらゆる温室効果ガスをもカットしてまいります。必要なら、相殺措置をも講じます」と語っています。サプライチェーンでのさらなる排出削減のために、TEGは持続可能な生産および循環経済の開発を促進します。加えて、同じく気候保護を自らに義務付けているサプライヤーとの協力にも期待しています。