コーポレート
2024年7月19日
温室効果ガス削減目標でSBT認定を取得
- 国際的なイニシアティブSBTiがTDKの温室効果ガス削減目標を科学的な目標設定であると認定
- 直接排出だけでなく、サプライチェーン全体を含めた目標設定
- 2050年までに排出量をネットゼロとすることを見据えた中期目標
TDK 株式会社(社長:齋藤 昇)は、2030 年度までの温室TDK株式会社(社長:齋藤 昇)は、2030年度までの温室効果ガス(以下、GHG)排出量の削減目標を策定し、これらの目標が、パリ協定に準じて「世界の気温上昇を産業革命前より1.5℃に抑えることを目指す」ための科学的な根拠に基づくものであるとして、国際的イニシアティブ「SBTi(Science Based Targets initiative)」によるSBT認定を取得したことを発表します。(2024年6月20日に認定取得)
認定されたTDKの目標は以下です。
ターゲット 1: | Scope1、Scope2のGHG排出量を2030年度までに2021年度(基準年)比で42%削減 |
ターゲット2: | 購入した製品・サービスおよび販売した製品の使用に伴うScope3のGHG排出量を2030年度までに2021年度(基準年)比で25%削減 |
ターゲット 3: | TDKにおける取引価格ベース5%のサプライヤーについて、2028年度までに科学的根拠に基づくGHG排出量の削減目標を設定するように促す |
これらの目標を達成するための活動の一環として、従来より再生可能エネルギーの導入を推進しています。当社は、国内外の全製造拠点で使用する電力を2025年度までに50%、2050年度までには100%を再生可能エネルギー由来とするという目標に取り組んできました。2023年7月より、国内すべての生産開発拠点において再生可能エネルギー由来の電力100%で操業を開始し、中期目標である2025年度までに50%導入という目標値を2023年度に2年前倒しで達成しました。
今回のSBT認定取得を踏まえて、当社におけるGHG排出量の更なる削減を目指すとともに、サプライヤーにもGHG排出量の削減目標設定を促すことで、サプライチェーン全体でGHG排出量を削減し、持続可能な社会の発展に寄与してまいります。
語彙集
SBTi (Science Based Targets initiative):
CDP、国連グローバル・コンパクト、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)の4団体が共同で2015年に設立し、科学的根拠に基づく目標設定のベストプラクティスを定義・推進し、企業の目標を独自に評価する国際的イニシアティブ。https://sciencebasedtargets.org/