積層セラミックコンデンサ
2025年4月14日
車載用100V品3225サイズで業界最大静電容量の積層セラミックコンデンサの開発と量産
- 車載用100V品で3225サイズの10μFを新たにラインナップ(大容量化を実現)
- セットの部品数削減や小型化に貢献
- AEC-Q200に対応
TDK株式会社(社長:齋藤 昇)は、積層セラミックコンデンサ(以下、MLCC)の車載用製品「CGA」シリーズのX7R特性100V品で、業界最大の静電容量*となる3225サイズ(L3.2mm×W2.5mm×T2.5mm)の10µFの製品を開発し、2025年4月から量産を開始したことを発表します。
昨今、ECUの高機能化に伴い、消費電力が増え大電流化が進む一方で、車両の軽量化(ワイヤーハーネスの軽量化)も求められており、バッテリー電圧の48V化が進んでいます。その際、電源ラインで使用される平滑およびデカップリングコンデンサとして100V品の大容量化の要求が高まっています。
「CGA」シリーズの100V品では、材料選定と製品設計の最適化により、同一サイズの自社従来品から2倍の大容量化を実現しました。新製品は従来品から員数や実装面積を半減することが可能で、セットの部品数削減や小型化に貢献します。今後も更なるラインナップの拡充を図り、お客様のご要求へ対応してまいります。
* 2025年4月現在、TDK調べ
特徴とアプリケーション
主な用途
- 各種車載用48V電源ラインの平滑およびデカップリング用途
主な特長と利点
- 3225サイズで10μFの大容量化による、セットの部品数削減や小型化
- AEC-Q200に対応した高信頼性
語彙集
滑化)にする働きをする。
デカップリング:ICの電源ラインとグランド間にコンデンサを挿入し、負荷が急激に変化した際に一時的に電
流を供給して電源ラインの電圧変動を抑制する働きをする。
AEC-Q200:Automotive Electronics Councilの略。車載向け受動部品の規格。
主要データ
製品名 | 外形寸法 [mm] | 温度特性 | 定格電圧 [V] | 静電容量 [μF] |
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CGA6P1X7R2A106K250AC keyboard_arrow_right | 3.2 x 2.5 x 2.5 | X7R | 100 | 10 |
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