2017年8月8日
ESD/サージ保護デバイス: ディスクバリスタの使用温度範囲の拡大
TDK株式会社(社長:石黒 成直)は、ディスクバリスタの使用温度範囲が、85℃から105℃に拡大したことを発表します。UL 1449第4版とICE 61051に記載されている使用温度範囲も再認証を取得することによりアップデートされています。また耐候性カテゴリーも40/85/56から40/105/56に変更されています。
EPCOSのB722**S/P/Q*シリーズのディスクバリスタは、最大許容回路電圧が11VRMSから1100 VRMSの範囲があり、型式に応じてサージ電流耐量は最大20kA (8/20 µs)までのラインアップがあります。また、エポキシ樹脂の難燃グレードは、UL 94 V-0規格を取得しています。
なお、PSpiceライブラリはEPCOS/TDK Europeのウェブサイト(www.epcos.com/tools_mlv)で参照できます。(ディスクバリスタは、”monolithic varistors”の項目をご参照ください。)
本シリーズのバリスタは、産業機器用途の電源やコンバータ入力部の保護や、家電製品や通信機器の保護にも最適です。
主な用途
産業機器用の電源およびコンバータならびに家電製品および通信機器
主な特徴と利点
- 使用温度範囲 最大105℃まで対応。
- 幅広い電圧のラインアップ
- 最大20 kA (8/20 µs)までの高いサージ電流耐量
製品の詳細情報は www.epcos.co.jp/varistors_leaded で参照できます。
TDK株式会社について
TDK株式会社(本社:東京)は、各種エレクトロニクス機器において幅広く使われている電子材料の「フェライト」を事業化する目的で1935年に設立されました。
主力製品は、積層セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、インダクタ、フェライトコア、高周波部品、ピエゾおよび保護部品等の各種受動部品をはじめ、センサおよびセンサシステム、電源です。これらの製品ブランドとしては、TDK、EPCOS、InvenSense、Micronas、Tronics、TDK-Lambdaがあります。さらに、HDDヘッドやマグネットなどの磁気応用製品、そしてエナジーデバイスやフラッシュメモリ応用デバイス等も提供しています。
アジア、ヨーロッパ、北米、南米に設計、製造、販売のネットワークを有し、現在、情報通信機器、コンシューマー製品、自動車、産業電子機器の分野において、電子部品のリーディングカンパニーを目指しビジネスを展開しています。2017年3月期の売上は約1兆1800億円で、従業員総数は全世界で約100,000人です。