ピエゾアクチュエータ
2023年9月6日
触感フィードバック用PowerHap開発スターターキットについて
TDK株式会社(社長:齋藤 昇)は、迅速なハプティクス製品試作のための開発スターターキットを発表します。本キットを使うことにより、ユーザーであるエンジニアはPowerHapピエゾアクチュエータによる触感フィードバックの第一印象を容易に理解でき、かつ機械的な組み込みがどのように機能するかを把握することで様々なアプリケーションに適応するリファレンス設計が可能となります。PowerHapピエゾアクチュエータは、加速度、力感、応答時間における類い稀な性能に基づき、これまでにない質の高い触感フィードバックを提供します。例えば、自動車(ハンドル、ディスプレイ、ダッシュボード、ボタンなど)、スマートフォン、ディスプレイ、タブレット、家電機器、ATMや自動販売機、ゲームコントローラ、VRグローブ、産業用機器、医療機器などに応用できます。
PowerHapスターターキット(注文コード:Z63000Z2910Z01Z73)は、シームレスボタンアセンブリ(PowerHap 1204H018V060およびPowerHap 1313H018V120を含む)、円形ボタンアセンブリ(PowerHap 1204H018V060を含む)、Boréas Technologies製BOS1901-Kitドライバーボード、予備用PowerHapデバイス(FPC接続ケーブルを含む)、USBケーブル、クイックスタートユーザーガイドで構成されています。
スターターキットは、Boréas Technologies社のBOS1901-Kit開発プラットフォームを利用しています。このプラットフォームは、シームレスボタンと円形ボタン用にあらかじめプログラムされており、PowerHapアクチュエータによるセンシングとハプティクスをすぐに体験することができます。Boréasプラットフォームの機能により、センシング検出パラメータと触感フィードバック波形を調整することで、ハプティクス体験を簡単にカスタマイズして調整することができます。
特徴とアプリケーション
主な用途
- 車載用機器(ステアリングホイール、ディスプレイ、ダッシュボード、ボタンなど)
- スマートフォン、ディスプレイ、タブレット
- 家電機器
- ATM、自動販売機
- ゲームコントローラ、VRグローブ
- 産業用機器
- 医療機器
主な特長と利点
- これまでにない質の高い触覚フィードバック
- システムへの組み込みが容易
製品の詳細情報は https://www.tdk-electronics.tdk.com/ja/powerhap. で参照できます。
TDK株式会社について
TDK株式会社(本社:東京)は、スマート社会における電子デバイスソリューションのリーディングカンパニーを目指しています。 独自の磁性素材技術をそのDNAとし、最先端の技術革新で未来を引き寄せ(Attracting Tomorrow)、社会の変革に貢献してまいります。当社は各種エレクトロニクス機器において幅広く使われている電子材料の「フェライト」を事業化する目的で1935年に設立されました。主力製品は、積層セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、インダクタ、フェライトコア、高周波部品、ピエゾおよび保護部品等の各種受動部品をはじめ、温度、圧力、磁気、MEMSセンサなどのセンサおよびセンサシステムがあります。さらに、磁気ヘッドや電源、二次電池などです。これらの製品ブランドとしては、TDK、EPCOS、InvenSense、Micronas、Tronics、TDK-Lambdaがあります。アジア、ヨーロッパ、北米、南米に設計、製造、販売のネットワークを有し、自動車、産業電子機器、コンシューマー製品、そして情報通信機器など幅広い分野においてビジネスを展開しています。2023年3月期の売上は約2兆1,800億円、従業員総数は全世界で約103,000人です。