2017年10月10日
圧力センサ: 車載・IoT機器用小型センサダイ
- 1 x 1 x 0.4 mmサイズの車載用小型タイプ(C33)
- AEC-Q101準拠の高信頼性
- 0.65 x 0.65 x 0.24 mm サイズのIoT機器、民生機器用低背タイプ(C39)
- 長期の安定性
TDK株式会社は、EPCOSブランドの小型MEMS圧力センサダイの新製品を発表します。
車載用のC33シリーズは、1 x 1 x 0.4 mm形状で、同等製品の最小クラス*を実現しています。絶対圧力で1.2~10bar用に設計され、AEC-Q101に準拠しています。標準動作電圧は3Vです。感度はタイプ別に15〜80 mV/bar (5V供給時)です。本小型圧力センサダイの使用温度範囲は、-40 °C〜+135 °Cで、短時間であれば140 °Cでの使用も可能です。また、± 0.35%(FS)の長期精度安定性があります。
C39シリーズは、ダイサイズが0.65 x 0.65 mmであり、特にIoT機器または民生品に適しています。C39の特筆すべき特長の一つはわずか0.24 mmという薄さであり、例えば搭載スペースの要求が非常に厳しいスマートフォンやウェアラブルデバイスへの適用に理想的な低背型MEMS圧力センサダイとなっています。C39シリーズは、絶対圧力1.2bar用に設計され、C33シリーズと同様に、± 0.35%(FS)の長期精度安定性があります。この圧力センサダイはすべて 、ピエゾ抵抗の原理に基づき、ホイートストンブリッジを組んで、加えられた圧力をアナログ電圧信号として出力します。
* 2017年9月時点、EPCOS市場調査より
主な用途
C33 : 車載機器
C39 : IoT機器及び民生品
主な特徴と利点
- それぞれ、わずか1 x 1 x 0.4 mm、0.65 x 0.65 x 0.24 mm というコンパクトサイズ
- ± 0.35%(FS)の優れた長期精度安定性
- 車載用のC33シリーズは AEC-Q101準拠
製品の詳細情報は www.epcos.co.jp/pressure_sensor_elements で参照できます。
TDK株式会社について
TDK株式会社(本社:東京)は、各種エレクトロニクス機器において幅広く使われている電子材料の「フェライト」を事業化する目的で1935年に設立されました。
主力製品は、積層セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、インダクタ、フェライトコア、高周波部品、ピエゾおよび保護部品等の各種受動部品をはじめ、センサおよびセンサシステム、電源です。これらの製品ブランドとしては、TDK、EPCOS、InvenSense、Micronas、Tronics、TDK-Lambdaがあります。さらに、HDDヘッドやマグネットなどの磁気応用製品、そしてエナジーデバイスやフラッシュメモリ応用デバイス等も提供しています。
アジア、ヨーロッパ、北米、南米に設計、製造、販売のネットワークを有し、現在、情報通信機器、コンシューマー製品、自動車、産業電子機器の分野において、電子部品のリーディングカンパニーを目指しビジネスを展開しています。2017年3月期の売上は約1兆1800億円で、従業員総数は全世界で約100,000人です。