気候保全
2021年6月30日
CO₂ニュートラルを順調に進めるマラガ立地
スペインのTDK Electronicsマラガ立地は、CO2収支を大きく改善しました。今年4月以降、この工場は、100パーセント再生可能エネルギーを起源とする電力で製造を行っています。それに加えて、その屋上の独自の太陽光発電施設が、年間で約90メガワット時のソーラー電力を発電しています。両施策合わせて、CO2排出を約95パーセント削減に寄与します。
この立地では、すでに2020年12月に事務所棟屋上に設置された太陽光発電施設が稼働しています。施設は、年間約100メガワット時のソーラー電力を発電しますが、それはこの工場のエネルギー需要の約2パーセントに相当します。CO2排出は、それだけで年間約35トン削減されます。
それと同時にこの立地の工場敷地には電気自動車用の充電ステーションが設置されました。これにより電気自動車の利用が支援され、持続可能なプロセスへの移行が加速されます。
太陽光発電施設の設置と電気自動車の充電ステーションに対しては、スペインの子会社TDK Electronic Components, S.A.U.が、2017~2020年の時期のアンダルシア持続可能エネルギー開発のプログラムの枠内で欧州地域開発基金から欧州連合の助成を受けました。このプログラムの目標は、クリーンで持続可能な経済です。