コンデンサ生産で60年の歴史をもつ - ブラジルのグラバタイ工場
2014年11月18日
60 years of capacitors from Brazil
ブラジルのグラバタイ工場は、60年前からコンデンサを生産してきた歴史ある工場です。その間、アルミ電解コンデンサとフィルムコンデンサに関する最先端の技術を蓄積してきました。双方のコンデンサを製造する工場は、TDKグループではグラバタイ工場のみです。
グラバタイ工場では、現在、90人を超えるエンジニアおよび技能者が、カーエレクトロニクス、産業機器・エネルギー、さらには家電・照明まで、広範な用途に向けた高信頼性・高耐久性の各種製品の開発に携わっています。グラバタイ工場の製品は、その先進性とすぐれた品質により、市場から高く評価されています。数十年かけて得られた技術とノウハウは、多様な市場ニーズを満たす製品を生み出す基盤となっています。
全体としてはグラバタイ工場では、1,800人を超える従業員が世界市場および国内市場向けの各種コンデンサを製造しています。売上の約70%が輸出で、アルミ電解コンデンサとフィルムコンデンサの年間生産量は17億個を超えています。
ブラジル・グラバタイ工場の沿革
1954 | ブラジルのポルト・アレグレにてIcotron設立 |
1957 | シーメンスがIcotronを買収 |
1962 | グラバタイに生産拠点を移動 |
1962 | アルミ電解コンデンサ用陽極箔を発売 |
1967 | DC用フィルムコンデンサに使用する金属化ポリエステルフィルムの生産開始 |
1990 | フィルムコンデンサに関するシーメンスのコンピテンスセンターにIcotronを指名 |
1999 | Icotronは、EPCOS do Brasilになる。 |
2001 | 車載用の高耐久設計のアキシャルリード型アルミ電解コンデンサを発売 |
2009 | TDKグループが、EPCOSグループを統合 |
2011 | パワーコンデンサ用の金属化ポリプロピレンフィルムの生産開始 |
製品
アルミ電解コンデンサ
- アキシャルリード/ソルダリングスター形
- シングルエンド形
- ネジ端子形
- スナップイン/ソルダピン型
フィルムコンデンサ
- DC用コンデンサ
- AC用コンデンサ
- パワーエレクトロニクス用コンデンサ
- 低電圧PFC(力率改善)コンデンサ
認定
- ISO 9001
- ISO/TS 16949
- ISO 14001