高周波部品
2015年1月22日
積層ローパスフィルタ06505サイズの開発、量産化
- 従来品に比べ、体積51%減の小型・低背を実現
TDK株式会社(社長:上釜 健宏)は、スマートフォン、タブレット端末などのモバイル機器における、LTEや次世代高速無線通信システムに対応した06505サイズの積層ローパスフィルタを開発し、2015年1月より量産を開始することを発表します。
スマートフォン・タブレット端末などのモバイル機器の小型・軽量化、高速・高周波化に伴い、機器に搭載される電子部品にも高性能かつ小型・低背・軽量化が求められています。ローパスフィルタは、特定の周波数までを通過させることで、必要な電気信号を取り出す電子部品です。本製品は、セラミックス材料の薄層化および導電体のファインライン化と内部電極の形状設計を最適化することにより、従来品1005形状(縦1.0mm×横0.5mm×高さ0.4mm)より体積51%減の06505形状(縦0.65mm×横0.5mm×高さ0.3mm)を実現するとともに、高い特性の確保と小型・低背化を両立させています。
本製品は、使用温度範囲が-40℃~+85℃で、モバイル機器のLTE 高周波回路部に使用されます。
主な用途
- スマートフォン、タブレット端末などのモバイル機器のLTE高周波回路部
主な特長と利点
- 小型・低背化により、実装面積の低減や機器の薄型化に貢献。モジュールへの内蔵にも対応
主な電気特性
製品名 | 形状[mm] | 挿入損失[dB] at 1.71-1.91 | 減衰量[dB] at 3.42-3.82 | 減衰量[dB] at 5.13-5.73 |
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DEA071910LT-4003B1 | 0.65 x 0.5typ x 0.3max | 0.55max. | 30min. | 20min. |