アルミ電解コンデンサ: 高リプル化と小型化を両立したネジ端子形新シリーズの開発

TDK株式会社（社長：上釜 健宏）は、EPCOSブランドのネジ端子形アルミ電解コンデンサの新シリーズ、「B43703*」、「B43704*」、「B43705*」を開発、商品化したことを発表します。3シリーズはいずれも、優れたリプル電流耐量と、きわめてコンパクトな形状が特長です。

「B43703*」シリーズは、定格電圧が350 V DC～450 V DC、静電容量が1,500 µF～22,000 µFです。従来品比で、最大20%の小型化を実現しつつ（直径51.6～90.0 mm、高さ80.7～197.0 mm）、従来品と同等のリプル電流耐量を備えています。

「B43704*」シリーズは、従来品比で、リプル電流耐量を最大25%高めたのに加え、さらなる小型化も実現しました（直径51.6 mm～90.0 mm、高さ80.7 mm～221.0 mm）。定格電圧は350 V DC～550 V DCで、静電容量は820 µF～22,000 µFです。

「B43705*」シリーズは、コンデンサのサイズはそのままに（直径51.6 mm～90.0 mm、高さ80.7 mm～221.0 mm）、リプル電流耐量をさらに高め、従来品比で最大40%の向上を実現しました。定格電圧は350 V DC～450 V DCで、静電容量は1,000 µF～18, 000 µFです。

3シリーズとも、動作周囲温度は85°C、耐用寿命12,000時間の設計となっており、ケース底板に固定用のスタッドボルトが付いたタイプ（B43723*、B43724*、B43725*）もご用意しています。

EPCOSブランドのアルミ電解コンデンサ新シリーズは、産業機器用インバータへの搭載に最適です。

主な用途

• 産業機器用インバータ

主な特長と利点

• 従来品比で、リプル電流耐量の大幅な向上とさらなる小型化を実現
• 85 °Cの動作温度、12,000時間の耐用寿命

主な特性

製品の詳細情報は www.epcos.co.jp/inquiryで参照できます。

お問合せは marketing.communications(at)epcos.com. までお送りください。

TDK株式会社について

TDK株式会社（本社：東京）は、各種エレクトロニクス機器において幅広く使われている電子材料の「フェライト」を事業化する目的で1935年に設立されました。
主な製品としては、各種受動部品※（製品ブランドとしてはTDK、EPCOS）をはじめ、電源、HDDヘッドやマグネットなどの磁気応用製品、そしてエナジーデバイスやフラッシュメモリ応用デバイス等があります。アジア、ヨーロッパ、北米、南米に設計、製造、販売のネットワークを有し、現在、情報通信機器、コンシューマー製品、自動車、産業電子機器の分野において、電子部品のリーディングカンパニーを目指しビジネスを展開しています。
2014年3月期の売上は約9,800億円で、従業員総数は全世界で約83,000人です。

※主な製品は、コンデンサ（積層セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ）、インダクタ、フェライトコア、高周波部品、センサ、ピエゾおよび保護部品等です。